DR HONEYは、2014年にハンガリーで誕生した蜂蜜ブランドです。
最も大切にしている価値観は、自然で未加工、混ぜ物のない蜂蜜をつくること。そして、最も自然で本物の食体験をお届けし、人々の健康とウェルビーイングを高めることです。

採蜜地は、ハンガリーの自然環境に恵まれたトカイ・ゼンプレーン景観保護地域。できる限り農薬や化学物質の影響が少ない人里離れた地域、緑豊かな森、手つかずの蜜源の草原は、採蜜に最適な環境です。

DR HONEYは、厳しい基準のもと、少量生産・本物志向の蜂蜜づくりにこだわっています。遺伝子組み換え作物（GMO）フリーのエリアからのみ採取し、蜂蜜は100％ハンガリー産であり、他国の蜂蜜とのブレンドは一切ありません。信頼できる持続可能な養蜂家たちと協力し、彼らの高い専門性と情熱を製品に込めています。すべての季節バッチは、EU基準に準拠し、独立した検査機関で定期的に検査されています。

また、DR HONEYの蜂蜜は、特定の花から採れた蜜の純度が高い点が特徴です。「単花蜜（シングルフラワー）」は、季節の花が満開になる時期に、移動式の巣箱を設置して採蜜される希少な蜂蜜です。夜が更ける頃、養蜂家たちは「移動式の巣箱（ノマディック・ハイブ）」をトラックで森へと運び、花の受粉がピークの時期に10〜15日間その場に設置します。その後、巣箱を戻し、コールドプレスで蜂蜜を抽出します。こうした「遊牧型養蜂（ノマディック・ビーキーピング）」だからこそ、個性豊かで特徴的な蜂蜜が生まれるのです。

DR HONEYの蜂蜜は、45℃以下の低温域で緩やかに加温し、ろ過および瓶詰め工程を行っております。この温度帯は、蜂蜜の自然由来の栄養成分（酵素・ビタミン・ポリフェノール・花粉粒など）を保持するために選定された、非加熱基準に準じた温度管理です。蜂蜜は貯蔵中や低温環境下で自然に結晶化しますが、そのままではフィルターの目詰まりや瓶詰工程に支障をきたします。45℃以下という温度は、こうした結晶を穏やかに融解し、同時に衛生的かつ効率的にワックス片・巣片などの不純物を取り除くことが可能となる、極めて限定的な加温操作です。なお、蜂蜜に含まれる酵素（グルコースオキシダーゼやジアスターゼなど）は50～60℃以上で急激に失活するとされていますが、45℃以下ではそのリスクを最小限に抑えられます。また、低すぎる温度（35℃未満）では結晶が溶けにくく、衛生的な処理が困難になります。このような理由から、45℃以下という温度管理は、「Raw Honey（非加熱はちみつ）」の国際的な基準にも適合しつつ、現実的な製品化においても理想的な条件とされています。

高級ガラス瓶に詰められた蜂蜜は、巣の中で熟成された、本物の蜂蜜です。この「完熟・未加工の蜂蜜」こそが、ビタミン、抗酸化物質、酵素、ミネラルをしっかり含み、豊かな風味・色・香りを持っているのです。自然の恵みと情熱が詰まった、DR HONEYの本物の蜂蜜を、ぜひご堪能ください。